CD 輸入盤

エルガー:交響曲第2番、ワーグナー:『タンホイザー』序曲とヴェーヌスベルクの音楽 ボールト&BBC響(1977、68 ステレオ)

エルガー(1857-1934)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ICAC5106
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

エルガー:交響曲第2番
『タンホイザー』序曲とヴェーヌスベルクの音楽
ボールト&BBC交響楽団(ステレオ)


英国の巨匠エードリアン・ボールトが最も得意としたのがエルガーの音楽。エルガーは卓越した技量を示していた32歳年下のボールトの指揮を信頼、両者には交流もあり、エルガー亡き後、ボールトは交響曲第2番はじめとするエルガーの諸作品を、実演・放送・録音を通じて熱心に紹介、エルガー協会の初代会長も務めるなど、エルガーの音楽の普及に大きく貢献していました。
 このアルバムには、1977年7月24日にステレオでライヴ録音されたエルガーの交響曲第2番と、1968年12月8日に放送用にステレオ録音された『タンホイザー』序曲とヴェーヌスベルクの音楽を収録しています。
 気になるのは音質ですが、先にリリースされたエルガーの交響曲第1番が、同じロイヤル・アルバート・ホールで、前年の1976年7月28日にライヴ録音されたもので、比較的聴きやすい仕上がりで実演のボールトならではの熱気ある演奏を伝えていたので、今回の第2番の音質も期待できるところです。
 なお、ワーグナーを好み、多くの作品を録音していたボールトですが、『タンホイザー』の「序曲とヴェーヌスベルクの音楽」はこれまで無かったので、今回のリリースはありがたいところ。音の良いことの多い放送用録音というのも朗報です。(HMV)

【収録情報】
・エルガー:交響曲第2番変ホ長調 Op.63

 BBC交響楽団
 サー・エードリアン・ボールト(指揮)

 録音時期:1977年7月24日
 録音場所:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)

・ワーグナー:『タンホイザー』より「序曲とヴェーヌスベルクの音楽」

 BBC合唱団
 BBC交響楽団
 サー・エードリアン・ボールト(指揮)

 録音時期:1968年12月8日
 録音場所:ロンドン、BBCメイダヴェール第1スタジオ
 録音方式:ステレオ(アナログ/放送用)

内容詳細

英国の名指揮者ボールト最晩年の演奏記録、77年《プロムス》のライヴ。作曲家夫人の絶賛も受けたオーセンティックな解釈のエルガーは、1944年から56、63、68、76年と5回の録音を重ねた文字通りの十八番レパートリー。フェスティヴな大聴衆に囲まれて最後の力を振り絞った秀演。(田)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
このCDはボールト・BBCの1977年のBBCプロム...

投稿日:2021/06/12 (土)

このCDはボールト・BBCの1977年のBBCプロムスの実況録音である。ボールトはこの演奏に先立ち、1976年にロンドンフィルと同曲をセッション録音しているがほぼ同じ解釈の演奏である。残念なことは元々コンサートホールとしては今一問題のあるアルバートホールでの録音なので、やや音量が足りぬことだがこの演奏はレベルが高いので我慢できる。ボールトのエルガー演奏に関してはエルガー本人が高く評価していたことは周知の事実であるが、エルガー直伝のオーソリティに安住したものでは決してなく、ボールト自身のこの曲に対する愛情が垣間見られることは当然である。第1楽章は曲調やテンポの伸縮が激しく演奏がとても難しい楽章ではあるが、冒頭のB♭の音から生気があり2小節目からの生き生きとした進行に耳が奪われる。ボールトの独壇場とばかりにスムーズに曲が展開されている。オーケストラ各パートのバランスが良く、特に金管楽器が効果的に処理されている。続く第2楽章は深く美しい。第3楽章の躍動感。後打ちのリズムを引きずらずスムーズかつ迫力をもって進行される。中間部の木管が美しい。そして白眉の第4楽章!まさにノビルメンテ!英国情緒漂う風格のある上品な音楽を聴くことができる。そして最後に第1楽章第1主題の再現部分では最後の夕焼けの黄金の光が輝き渡る。あたかもR・シュトラウスの「四つの最後の歌」のように!これが現代の録音技術で録られていたいたらどんなに素晴らしかっただろうか。  タンホイザーも名演だ。だが私はタンホイザーはドレスデン版という拘りが強く、パリ版はあまり好きではない。巡礼の歌が最後に戻るドレスデン版の完結した序曲であれば文句はなかったが・・・。  色々余計なことを書いたが、多くの場合エルガーの交響曲、特に2番についてはスコアをよく読まずに演奏されていることが多いと思う。そのためテンポの伸縮やリズム処理がうまくいかず、何かに常に引っ掛かるような演奏(特に第1楽章)、薄っぺらでただ流すだけの演奏が多々見られる。だからつまらない、やたら長いと悪口を言われる。この曲の大ファンである私も「これじゃあつまらないや」と思う演奏、ディスクも多い。そんな中で「エルガーの交響曲はどうも苦手だ」という人にこそ聞いてほしいディスクである。

のだめノビルメンテ さん | 新潟県 | 不明

1

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

エルガー(1857-1934)

近代イギリスを代表する作曲家、サー・エドワード・ウィリアム・エルガーは、1857年6月2日、イギリス中西部ウスター近郊のブロードヒースで生まれました。経済的に恵まれなかったため正規の音楽教育を受けることができず、ほとんど独学で勉強したそうですが、ピアノ調律師で楽器商を営んでいた父親のウィリアムは、生業のかたわら聖ジョージ・ローマ・カトリック教会のオルガニストを務めていたそうですから、やはりその血の

プロフィール詳細へ

エルガー(1857-1934)に関連するトピックス

交響曲 に関連する商品情報

おすすめの商品